エージェントスキル
Common Lisp を知っている AI コーディングエージェントでも、rontolisp のコードは
書き間違えます。サブセットに存在しない演算子に手を伸ばし、rontolisp 独自の拡張を
見落とし、各バックエンドでの走らせ方を知らないからです。エージェントスキルは
その差を埋めます。中身はこのマニュアルそのもので、Common Lisp との差分を記した
SKILL.md と、ここにある全ページを参照用に同梱したものを、デプロイのたびに生成
しています。したがって、いま読んでいるドキュメントから内容がずれることはありません。
Claude Code へのインストール
スキルはプラグインとして公開しています。マーケットプレイスを追加してインストール します:
claude plugin marketplace add https://making.github.io/rontolisp/skill/marketplace.json
claude plugin install rontolisp@rontolisp
同じ 2 手順はセッション内でも /plugin marketplace add ... と
/plugin install rontolisp@rontolisp として実行できます。最初のコマンドに
--scope project を付けると、ユーザー設定ではなくリポジトリ側にマーケットプレイス
を宣言できるので、そのチェックアウトで作業する全員に同じものが提示されます。
他に設定は要りません。.lisp や .asd のファイル、あるいは言語名を含む依頼など、
rontolisp が関わる作業ではエージェントが自分でスキルを参照します。
claude plugin update rontolisp@rontolisp # 新しいバージョンを取得
claude plugin uninstall rontolisp@rontolisp # 削除
claude plugin list # インストール済みの一覧
Claude Code はその URL からマーケットプレイスのファイルを読み直すため、こちらで 何もしなくても新しいバージョンが利用可能になります。バージョンの上がり方は 最新に保つを参照してください。
プラグインを使わないインストール
スキルはディレクトリであり、Claude Code は ~/.claude/skills(ユーザー)と
.claude/skills(リポジトリ)配下のスキルをすべて読み込みます。マーケットプレイス
を登録せず、置くだけで済ませたい場合は:
mkdir -p ~/.claude/skills && \
curl -sSL https://making.github.io/rontolisp/skill/rontolisp-skill.tar.gz | tar xz -C ~/.claude/skills
展開先を .claude/skills に変えれば、プロジェクト側へのインストールになります。
どちらの場合も skills/rontolisp/SKILL.md と skills/rontolisp/references/ が
できます。読み込まれているものは /skills で一覧でき、rontolisp ディレクトリを
削除すればアンインストールです。自動では更新されないので、この方法のときは自分で
バージョンを確認してください。
他のエージェント・ホスト向け
| ファイル | 用途 |
|---|---|
| marketplace.json | プラグインのマーケットプレイス。上記のとおり URL で追加 |
| rontolisp-plugin.zip | プラグイン本体。別の方法でプラグインを入れる場合に |
| rontolisp-skill.tar.gz | スキル単体のディレクトリ。skills フォルダ向け |
| rontolisp.skill | 同じ内容の zip。展開ではなくアップロードして使うホスト向け |
| SKILL.md | スキル本文のみ。そのまま読める |
| rontolisp-full.md | マニュアルとスキルを 1 つの Markdown にまとめたもの。スキル機構を持たないツール向け |
最新に保つ
スキルのバージョンは <リリースの major.minor>.<スキルを変えうるコミット数> です。
つまりドキュメントか生成器が動いたときだけ上がります。プラグインなら
claude plugin update rontolisp@rontolisp で新しいものを取得できます。手で入れた
場合は、手元のものと公開されているものを比べ、違っていれば入れ直してください:
head -3 ~/.claude/skills/rontolisp/SKILL.md # version: 0.1.391
curl -sSL https://making.github.io/rontolisp/skill/VERSION
入れ直しはインストールと同じコマンドです(その場で上書きされます)。スクリプトから 確認したい場合は、同じバージョンとビルド元のコミットを含む version.json を使えます。
中身
SKILL.md は「ここでは Common Lisp の知識は事前分布であって真実ではない」という
作業原則を述べ、未対応の Common Lisp 機能を
インラインで取り込みます。その事前分布が最も間違えるのがそこだからです。
references/ の下には:
operators.md— 言語に存在する全演算子のカテゴリ別索引。「rontolisp にこれは あるか」に一度の参照で答えます。Common Lisp の知識が誤答しやすい問いです。contents.md— このマニュアルの全ページをタイトルで一覧にしたもの。- このマニュアルの全ページを、同じ相対パスでそのまま収録。必要な詳細は ネットワークなしにファイルを読むだけで手に入ります。
examples.mdとexamples/— リポジトリのサンプルプログラムをそのまま収録 (ビルド生成物は除外し、コンパイル済みの.wasmや重みの.binはリポジトリ へのリンクになります)。ドキュメントは演算子が何をするかを述べますが、サンプル はある形のプログラム全体がどう書かれ、どうビルドされるかを示します。